香りを運ぶ風「薫風」

こんにちは。院長の安井です。

 

風が心地よい季節となってきました。

新緑の香りをまとってくる風は、若い苗や木々の芽吹きを感じさせてくれる、なんともすがすがしいものです。

この時期の風のことを俳句の季語では「薫風(くんぷう)」といいます。その昔、単に「香りを運ぶ風」という意味合いで使われていた「薫風」は、室町時代後期から初夏の風を指すようになり、時候の挨拶にも用いられるようになりました。

しかし、メールやLINEなどがコミュニケーションの主流となった今では、あまり聞きなじみのない言葉かもしれません。

時代と共に言葉や文化は姿を変えていきますが、吹くだけでさわやかな気持ちにさせてくれる5月の風は、変わらずにいてほしいですね。

風といえば、昔から「風が吹いても痛い」と言われるのが痛風。

しかし、知覚過敏の痛みも侮れません。日頃のブラッシングを丁寧に行い、薫風が歯にしみないよう気をつけましょう!